
1980年 東京都出身。4歳からピアノを弾き始め、9歳でジャズピアノを始める。東京藝大在学中の18歳からミュージシャンとして活動を始め、2008年にニューヨーク移住。ハンク・ジョーンズやジミー・コブなど数々のジャズ・レジェンドに愛され、ロイ・ハーグローヴ・クインテットで日本人初、最後のレギュラー・メンバーとなった。
2020年9月にアジア人ヘイトクライムの犠牲となり、そのニュースはアメリカのCBSをはじめ日本のメディアでも大きく取り上げられた。ピアニスト生命に関わる重症により復帰は絶望視されたが、不屈の精神と懸命なリハビリにより2021年8月、ジョン・ピザレリ・トリオとのニューヨーク、ブルーノートでの演奏で奇跡的に復帰を遂げた。
その壮絶な道のりは、2021年11月放送のNHKスペシャル「この素晴らしき世界~分断と闘ったジャズの聖地~」でも紹介され、番組は国際エミー賞にノミネートされる。同時期に開催された日本ツアーでは、各地で復帰を祝福するオーディエンスで大盛況をおさめた。また、星野源の「オールナイトニッポン」、日本テレビ「スッキリ」などにもゲスト出演し多くの反響が寄せられた。待望の復帰作『Get My Mojo Back』は、ジャンルを超えて幅広いリスナーに支持され、2022年度国内ジャズアルバムのトップセールを記録。故・坂本龍一氏も「抒情的でありグルーヴィーでもある。何と言っても過酷な状況を乗り越えて、真に演奏する喜びに溢れているアルバムだ。」とコメントを寄せた。ミュージック・ペンクラブ最優秀作品賞、日本ジャズ音楽協会奨励賞を受賞。最新作『I Am, Because You Are』はヴァン・ゲルダー・スタジオで録音され、前作に続きヴァーヴ・レーベルからリリース。2025年からはジェフ・ハミルトン・トリオのレギュラー・メンバーに抜擢され、全米各地を中心にツアーが予定されている。
惜しまれつつ世を去った日本の名ジャズ・ピアニスト世良譲、ジャズ・ピアノの巨匠ハンク・ジョーンズが、晩年最も期待を寄せていたピアニストでもあり、CDでの共演の他、音楽のみならず人生の師として交流を深めていた。2010年5月16日、世界中のジャズファンに愛され最後まで音楽への情熱を燃やし続けた恩師ハンクが 91年間の人生に幕を閉じる時、その最期に立ち会う。師の志を受け継ぎ、自己の音楽を追求することで本分を全うする事を誓う。差別や暴力に決して屈せず、負のエネルギーこそ正のエネルギーに変わり得る事を、混沌とした時代だからこそ音楽で示す事が、新たな使命であるという思いを演奏活動を通じて、世界へ向けメッセージを発信し続けている。
楠井 五月(b)

1985年北海道旭川市生まれ。幼少期にエレクトーン、中学からエレキベースを演奏し、法政大学ジャズスタディクラブに入部後コントラバスを弾き始める。井上陽介氏に師事し、在学中よりプロとして演奏活動を開始。ジャズの伝統に根差した強靭なスウィングビートと様々なジャンルに対応する幅広い音楽性とでバンドサウンドを固める。2011年より辛島文雄(Piano)トリオに加入し辛島氏の晩年のリズムセクションを務めた。TOKU(Vocal,Flugelhorn),Charito(Vocal),Geila Zilkha(Vocal)各氏のバンドや多数のセッション、レコーディングなどで活動中。また大黒摩季、Zeebraを始めとしてJ-POPやHIP-HOP等、ジャズ以外のアーティストとのコラボレーションも多数。Vladimir Shafranov(Piano) Jesse van Ruller(Guitar) など海外ミュージシャンの来日公演のサポートも数多く務める。2017年初リーダー作となる「Satsuki Kusui & Vladimir Shafranov」を発表。2020年6月、ソロベースアルバム「NEW HORIZONS」を発表。海外公演を成功させるなど活躍の場が広がりつつある。ホットミュージックスクール、飯田ジャズスクールで講師も務め、後進の育成にも力を注いでいる。
沼澤 尚(ds)

1983年大学卒業と同時にLAの音楽学校P.I.T.に留学。JOE PORCARO, PALPH HUMPHREYらに師事し、卒業時に同校講師に迎えられる。2000年までLAに在住し、CHAKA KHAN, BOBBY WOMACK,AL.McKAY&L.A.ALL STARS,NED DOHENY,SHIELA E.などのツアー参加をはじめ数々のアーティストと共演しながら13CATSとして活動。2000年に帰国してから数えきれないアーティストのレコーディング/ライブに参加しながらシアターブルク,blues.thebutcher-590213,OKI DUB AINU BAND,NOTHING BUT THE FUNK,スガシカオ,Koji Nakamura,臼井ミトン,TOKU,小沼ようすけ,海野雅威など様々なシーンで活躍するドラマー。
TiA (vo)

2004年、16歳でSony Music レーベルズより「Every time」でメジャーデビュー。2nd Single「流星」は人気アニメNARUTOのエンディングテーマに抜擢。1st Album「humming」が【日本ゴールドディスク賞】ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。
2014年より単身渡米し、2万人のスタジアムで行われたアメリカ最大のゴスペル大会で優勝。『クーリエジャポン』”世界が認めたジャパニーズ6人”に大谷翔平らと選出。
日本に帰国後、数々のテレビ出演で話題となる。テレビ東京「THE!カラオケ★バトル」では2度の優勝を果たし、一躍その名が注目された。