追悼 八代亜紀さん

「横浜旭ジャズまつり」を幅広い世代に楽しんでもらうため、2014年の第25回にご出演いただいた八代亜紀さん。ジャズまつりに新たな風を吹き込むきっかけをつくってくださいました。
八代さんご出演以降、ペギー葉山さん、渡辺真知子さん、雪村いづみさんと続く日本のトップシンガーをお招きしています。
ブルーライト・ヨコハマをカバーし、箱根町では「はこね親善大使」を務めるなど神奈川にもゆかりの深い八代さん。なんと言ってもステージから観客を引き込むオーラが圧倒的でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。  
旭ジャズまつり実行委員 伊藤美則

皆があっと驚く方を呼びたいと、2013年秋に横浜名物のシウマイを持って、東京の八代さんの所属事務所を訪ねました。外出先から戻ってきた八代さんと事務所玄関でお会いした時の晴れやかなお姿は、今でも鮮明に覚えています。八代さんが『よろしくお願いしますね。』と快諾されたときは、大興奮と達成感で肩の力が抜けました。
第25回横浜旭ジャズまつりには、角田健一ビッグバンドのスペシャルゲストとして、八代さんがトリを飾ってくださいました。当日は曇り空も見られましたが、八代さんが登場される頃には雨も止みました。ステージ上で「雨々ふれふれもっとふれ(雨の慕情)、歌っていいかしら」と語り、野外会場は大盛り上がりでした。大スターのオーラがあり、とても気さくで、穏やかな素敵な方でした。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。  
旭ジャズまつり実行委員 佐藤 益雄

本追悼文は、神奈川新聞社様からの依頼により実行委員メンバーから当時の状況を知るものにより情報提供したものです。
2024.01.17に新聞に掲載されました。内容は掲載文とは異なる原稿になります。